ハードウェア作成
実習3時限目
ステキPLCの製作
(3)動作検証

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入力部分ははこうやって接続します
COM端子に対してX00〜X04を接続します
この絵ではとりあえずX00,X01,X02のみ接続しています。下の丸いのは、押しボタンスイッチのつもりです。
コモン(COM)端子とX00端子、コモン(COM)端子とX01端子・・・という様に接続します。

絵ではうまく表現できていませんが、接続部分のコードの被覆は必ず剥いてくださいね。


出力部分ははこうやって接続します
Y10〜Y17それぞれが独立しているので個々に接続します
この絵ではとりあえずY10,Y11,Y12のみ接続しています。下の丸いのは、電球のつもりです。
端子の向こうはリレーの接点だけですから、負荷として何かを動かすには、それ用の電源も必要です。
例では電池1本と2本を用いたものです。電源が共通であれば先に端子間でまとめておくと、後の配線が楽かもしれません。
リレーの接点容量や負荷の状況に気をつけないと、接点を焼いてしまうので気をつけてください。当然、リレーへの配線の太さも考慮しなければなりません。

くどいようですが、こちらも接続部分のコードの被覆は必ず剥いてくださいね。


まだPIC(16F84A)は挿さないで
フォトカプラおよびトランジスタアレイをセットして下さい。
しかし、この段階では
PIC(16F84A)はソケットに挿さないで下さい

電源をステキPLCに接続します。テスト中に異常があればすぐに電源を切ってチェックしてください。
また、周囲の人や物にも充分に気をつけましょう

まず最初に入力端子のチェックを行います
入力回路をX00からX04まで順番に一つずつCOMに接続して、X00からX04のLEDが点灯するか、確認をしていきます。


出力回路のチェックを行います(慎重に!)
ゼロプレッシャーソケットの14ピン(電源+5V)に、上記のチェック用コードの一方を挿して、10kΩの抵抗を通って反対側の線を、
6・7・8・9・10・11・12・13の各ピンに一つずつ接続して、Y10からY17の出力リレー動作とLEDの点灯を確認します。

もちろん電源を入れてのチェックですから、間違えないように気をつけましょう。

ここまでOKならいよいよ本格的に動かしてみましょう

サンプルプログラムを書き込みます

ソースファイルはココです。

右クリックで「対象をファイルに保存」して解凍後、回路を連枝で確認してみてください。

<解凍後の生成手順>
「ビルド」メニューから「CPU設定」で16F84を選んで(他の設定は初期値のまま)、「ビルド」→「回路コンパイル」(この時点で連枝上での動作確認ができる)、「ビルド」→「SEQ・HEX変換」で、HEXファイルに変換した後、生成されたHEXファイルを、PICライタで書き込んでください。

くれぐれも、連枝関連のファイル(ソース・HEX)は日本語(全角文字)のファイル名をつけたり、日本語(全角文字)フォルダの中に入れないで下さい。書き込みや動作がうまくいかなくなります。

※このサンプルプログラムをPICライタでPICに書き込んだあとステキPLCにセット(セットするときは必ず電源OFF)して、X00 から X04 を一つずつONにさせながら動作を確認してください。ただし、入力が2点以上同時にONとなった場合は、この通り動きません(やってみれば分かりますが、動作が重なります)

(1) X00のみがONになると、Y10〜Y17すべてが、ONになります
(2) X01のみがONになると、Y10,Y12,Y14,Y16がONになります
(3) X02のみがONになると、Y11,Y13,Y15,Y17がONになります
(4) X03のみがONになると、Y10〜Y17の方向に一つずつ順番にONになります
(5) X04のみがONになると、Y17〜Y10の方向に一つずつ順番にONになります


ここまでくれば、完成です

さあ、色々と試してみましょう