ハードウェア作成
実習2時限目
ステキPLCの製作
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ハードの要件を決めましょう
順序が逆になってしまいましたが、ソフトウェアの要件範囲でまかなえるハードの内容を決めます。
CPU 16F84A 20MHz ゼロプレッシャーソケットで脱着できるようにする
電源 DC5V 1A程度 DCアダプタより給電
入力回路 負論理 5点 X00〜X04 フォトカプラでアイソレート
出力回路 正論理 8点 Y10〜Y17 リレー接点を用意
IOモニタ LED 13点 ONの時にランプ点灯
入出力の点数は、13点までの範囲で自由に設定できますが、
とりあえずPICのAポート5点を「入力」,Bポートの8点を「出力」で進めていきます。
入出力端子は、ネジ式の端子台仕様


実習環境を整えましょう
用意する機器等 私はこういう環境で使っています
ハード Windows パソコン 組み立てパソコン(Win Xp)
ハード PICライタ

※安定動作するものであれば、
何でも良いと思います。
秋月電子通商
PICプログラマ
ソフト PICライタ用書込みソフト

※生成されたHEXファイルを
PICに正常に書込みができるもの。
キットに添付のソフト
パーツ 製作に必要な部品 パーツショップまたは通販
工具 電子工作用工具 半田ごて・はんだ・ラジオペンチ・ニッパ
・ドライバ・テスタなど必要に応じて


お待たせしました・回路図はこちらです
ステキPLC 標準回路図 ←PDFファイルです
出力用のリレーは、基板用の小型のものを使用しました。
フォトカプラ(TLP-521)は1回路入・2回路入・4回路入と種類がありますので、お好みで選択してください。
参考までにピンの配置をココに載せておきます※09.03.05修正
入出力の状態を表すLEDは不要といえばそれまでですが、実際に動作の検証を行う時には必需品です。
パワーONリセットの回路も不要かもしれませんが、電源の状況によっては、うまく起動しないこともありますので、
念のため入れてあります。配線は多少面倒ですが、デジタル回路ですから、無理に長い配線をせずに正しく
半田づけできていれば、まず一発で動くとおもいます。どなたかが基板を作って下さると助かりますね(他力本願)
ステキPLC 簡易版回路図(入出力状態表示回路を省略しています) ※簡易版は組み込み用などにどうぞ。初心者の方はご遠慮ください。
※13.01.30 PICのピン番号4・5が間違っていたので訂正しました。


製作にあたって気をつけること
回路を見ながら製作しましょう。一本一本間違えの無いように配線してください。万が一に備えて、ICソケットを使っておくと、あとのチェックや部品の故障時にとっても役立ちます。私は実験中にトランジスタアレイをダメにしてしまいましたが、ICソケットにしていて助かりました)


参考までに、私が製作したものです
かっこいいですね

クリックで拡大

ゼロプレッシャーソケットは外に

キースイッチは電源用。PICの脱着時はoffにします

リセットSWとDCジャック

左6個が入力端子(一番左はコモン)、右16個が出力端子

入出力状態表示LED


※写真に写っているキースイッチは接点容量が少ないので、リレーを介して電源制御しています
※ケースはアクリル板を加工して作りました。簡単に作るなら、プラスチックケースでも良いでしょう。