リレーシーケンス回路
キッチンタイマー2
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キッチンタイマー
まずは製作例ををご覧ください。
正面より 斜め前より 後ろより
いつのも通り、アクリル板を加工して「今、流行りのスケルトン(死語)」です。
じゃんけんマシーンから進歩が感じられない外見がまたステキですね。
BCDスイッチは、大きめでツマミが出ているほうが操作しやすいですよ。
今回使ったものは購入者の記憶では、20年以上前に購入したものらしい・・・です。当時はZ−80を使った
ワンボードマイコンのアドレス指定に使っていたので、0〜9,A〜Fの指定(いわゆる0〜15)ができるもの
として買ったそうです。よくもまぁ今まで残っていたものだと関心しました。


製作にあたって

配線は1本ずつ確実に行いましょう

回路は単純ですが、配線量はそこそこあるので、回路図を見ながら確実に行いましょう。
無理して小さなスペースに部品を並べると配線が大変なので、部品配置に余裕を持って組みましょう。
私は各ユニット(メイン・表示・メロディー)ごとに分けて制作しました。
ユニットごとに制作した場合は、ユニット間の結線間違いや断線の危険があります。

えっ! メロディー?

今回の目新しい企画は、初の音源搭載です。(おおげさですね)
先に掲載した回路には、組み込んでいませんが、拡張用に
用意したリレーでメロディーのON/OFFをコントロールします。
「音はいらない」という方はつけなくても結構です。

←メロディーの回路はこれです。

前回掲載した回路のリレー接点によりON/OFFさせます。
電源は本体から取ってもよかったのですが、
回路が複雑になるのと完全に後付けだったので、手軽な
別電源にしました。消費電流が少ないのでCR−2032の
電池1個でかなり使えると思います。
メロディーのICは各種ありますが、今回はUM66T という便利なICを使いました。
電源と圧電ブザー(発進回路を内蔵していないもの)・電源(3V)を接続するだけで
すぐに使える便利ものです。入手先は「エレ工房さくらい」さんです。
最初はトランジスタ1石でスピーカを駆動していましたが、夜中に予想以上の音量で
鳴って迷惑だったので、圧電ブザーだけにしました。
UM66Tには枝番がついていて、内蔵されているメロディーにはいろんな種類があるようです。
今回は、UM66T−68L 「It's A Small World」(1曲演奏が約30秒)を使いました。

動作チェックをします

配線が多いので、動作チェックを先にしましょう。

まず、ユニット単体で結線確認します。
電源5Vが用意できれば、接続してLEDが間違いなく接続されているか確認します。
全部問題なければ一旦電源を外してから、ICおよびPICをセットしてユニットの完成です。

創意工夫、アクリル板を加工してケース作成です。

動作チェック後にケースを作成しました。毎回ケースの加工に一番時間をかけています。
最後に配線する「電源のプラス/マイナス」は絶対に気をつけましょう。部品が破壊されます。


さあ、完成です

ここにシーケンス回路を用意しました。どうぞお持ち帰り下さい(ダウンロード後、解凍して下さい)



動作の様子をご覧ください

この状態で3分の設定
時間設定可能な時は、動作表示LED(7セグメントLEDのデシマルポイント)は
消灯しています。この時は、スイッチの位置に合わせて7セグメントLEDの表示
が変わります。
時間を設定したら、開始スイッチを押すとスタートします。

表示が一旦ゼロになってから、カウントを開始します。
(カウント中は動作表示LEDが点滅して、動作状態を示します)
1分経過ごとに7セグメントLEDの表示が加算していき、設定時間に達すると、メロディーが流れます。
上記の回路ではメロディーは30秒で自動停止します。
カウント終了すると動作表示LEDは点灯のままとなります。赤いスイッチ(停止)を押すとリセットになります。
カウント終了後は、黒いスイッチ(開始)を押すと、再スタートできます。

BCDスイッチでA〜Fを指定した場合は10〜15分に相当します。
残念ながら7セグメントLEDの表示は0〜9までしか表示できませんが、
表示を無視すれば、最長15分のタイマーとして動作します。

開始直後 1分経過 2分経過 3分経過
曲によって演奏時間が異なるので、曲の長さに合わせて鳴る時間を合わせましょう。
関係するタイマーの場所はソースファイルを見ながら考えてみてください。


さあ次は何をつくろうかな?
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