リレーシーケンス回路
3分タイマー
色タイマーの製作
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3分タイマー
とっても簡単なタイマーの実習です。機械制御では、動作のタイミングを合わせるために各所で使います。
アセンブラやCではクロック数や割り込みなどを考えたり・・・と大変ですが、シーケンス回路なら、
部品一つなので初心者の私でも余裕です。では、皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。

食品の加熱調理時間だけでなく、色々な応用があるので、やっぱりとっても便利ですね
ドラマや映画の時限装置やヒーローの戦える時間をテレビを見ながら一緒にカウントダウンとか・・・


まずはタイマーの基本回路です

タイマーの基本回路

まず、タイマーの記述方法です。コイルの記述はリレーと似ていますが、「K」という定数が付け加えられます。
これはコイルがONになってから接点がONになるまでの遅延時間を表します。単位は0.1秒ですので
K=100であれば10.0=10秒というわけです。簡単ですね。


実際にステキPLCに接続して動かします

ハード結線図

シーケンス回路

スイッチX00がON状態の間、タイマーはカウントし続けて、
設定した10秒が経つと接点がONになり、出力Y10がONとなります。

しかし、ONのまま維持するには、プッシュスイッチでは指が疲れてしまいますね。
トグルスイッチなどを使うのでは芸がないので、自己保持回路の出番です。


自己保持回路を追加してみました

ハード結線図

シーケンス回路

X00を押すとタイマースタートし、10秒後に出力Y10がONになります。
X01を押すとリセットされます。


上記の回路の、K=1800にして3分タイマーにすれば、目標達成です。
ただし設定値Kが255を超えているために、この環境で連枝での回路確認はできますが、
コンパイルできないことが判明しました。対策は「次項」で、ご確認ください。


たったこれだけなんです。でも、なんか味気ないですね。
次回は「魅せる楽しいタイマー」づくりに挑戦してみましょう。

今度こそ、ちょっと期待できそうな予感がします。
つづく