リレーシーケンス回路
9999カウンター
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99カウンター応用編
99カウンターのスペシャルグレードアッププラン 第1弾(分かりやすく言えば:応用編1)


カウント部分の構成について
今回も、HPをご覧になられた別の方のメールがきっかけで登場です。
前回発表したものは、ハードとしてはすでに4桁なのに、シーケンス回路は2桁しか作ってなかったのですが、
今回は、前回のハードをそのまま生かして4桁化したシーケンス回路を発表します。

基本の2桁のシーケンス回路をただ単純に倍にすれば、カウント部分は完成します。
簡単というか手抜きというか・・・「最初からやれば良かった」と言われればそれまでの話ですよね


4桁の場合の「ダイナミック方式」テクニック
まず、前回の桁切替え部分を思い出してみましょう。
連枝が回路をスキャンしていく中で、上の回路を通る都度、M50のON/OFFが切り替わるのを利用して、ダイナミック表示の表示桁を決めていました。
しかし今度は4桁あるので、ちょっと工夫が必要です。
どうすれば良いかというと、ここの部分は「じゃんけんマシーン」の「手」を決める思考回路がポイントになります。


今回の回路はこうなっています。
M88〜M90の3つのコイルは、連枝がスキャンするたびに

@M88=ON,M89=OFF,M90=OFF
AM88=OFF,M89=ON,M90=OFF
BM88=OFF,M89=OFF,M90=ON
CM88=OFF,M89=OFF,M90=OFF

@からCへと順に変化していきます。ここの動作は「じゃんけんマシーン」のところで詳しく解説してありますので、そちらもご覧ください。
じゃんけんマシーンの時と原理は全く同じですが、あちらは癖を出すためにCは@と一緒の手(結果)になっています。

この@からCの変化を表示する桁として制御していく事によってダイナミック表示のコントロールができるというわけです。
つまり、2桁の時と同じように各桁のBCD出力を74HC4511に出力したときに、該当する桁のトランジスタをONにすれば、
その桁だけ表示条件がそろって、数字が表示されるのです。原理はとても簡単です。


というわけでシーケンス回路の公開です
ここにシーケンス回路を用意しました。どうぞお持ち帰り下さい(ダウンロード後、解凍して下さい)
※HEXファイルにコンパイルするには、連枝のPIC16F877(876)用変換ライブラリー(有料)が必要です。
今回は、ちょっとだけオマケつき。

おまけその1=ゼロサプレス機能搭載(前回宿題の上位桁の0を表示させないようにする)
おまけその2=カウントクリア機能搭載(ただ単にカウントの数字をリセットさせるだけです)


再度回路図を掲載します(赤色の部分が今回追加したカウントクリアスイッチ部分です)

動作している様子
ゼロサプレスの効果です 4桁まで動いています

まだ拡張する予定です。どうぞお楽しみに!
続編は気長にお待ちください
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