リレーシーケンス回路
信号機(2)
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自動制御の基本「信号機」2
工事現場で良く見かける信号機です。片側1車線の場合で工事等で交互通行になる時、この信号機の出番です。
いよいよ、「人間が信号機に制御される」工作です。
工事用の信号機はご存じの通り赤と青しかありません。
しかも赤青の2灯1セットが2機で1対というシンプルな構成で、単純な動作ですからこれを基本に実習しましょう。

単純に考えれば、一灯タイプの応用で済む気がしますが・・・
左側の進入用が青
パターン1:この図では左から右へ車が通ります
右側の進入用が赤
左側の進入用が赤
パターン2:この図では右から左へ車が通ります
右側の進入用が右

上の図は、1灯物の信号機のフリッカーの時間を長くして、パターン1とパターン2を繰り返すだけの制御ですが、このパターンでは危険な結果になります。
反対側の信号機が見通せる場合は、これでも良いのでしょうが、設置場所が山道などの見通しの悪いカーブだったらどうでしょう?
たまたま差しかかった時に「青」だったので進行し、通過中に反対側が青に切り替わったらどうでしょう。
時間差がありますが青信号で進入して来た車両同士がぶつかってしまいますよね。
ですから車両の通過時間を考慮して、両方向赤の時間を設定する必要があります。

参考までにこの単純切替え制御パターンのにシーケンス回路をここに用意しました。
どうぞお持ち帰り下さい(ダウンロード後、解凍して下さい)



これで安全な信号機のパターンになります
やっぱり、切替え時には、双方とも赤になる時間が必要ですよね
左側の進入用が青
パターン1:この図では左から右へ車が通ります
右側の進入用が赤
左側の進入用が赤
パターン2:双方赤なので両方向の交通を止めます
右側の進入用が赤
左側の進入用が赤
パターン3:この図では右から左へ車が通ります
右側の進入用が右
左側の進入用が赤
パターン4:双方赤なので両方向の交通を止めます
右側の進入用が赤

赤・青が入れ替わる前に必ず両方とも赤になる時間を確保します。そうすることによって、入れ替わる間際の事故の防止できます。
交差点にある実際の信号機でも同じように、全部赤になる時間があります。


信号機の基本2 「工事現場用信号機
赤・青切替え時に双方とも赤になるにシーケンス回路を用意しました。
どうぞお持ち帰り下さい(ダウンロード後、解凍して下さい)


単独で動く仕様です。下の回路でお楽しみください。
(シーケンス回路は上記2本どちらにも使えます)
実習以外に、お部屋のイルミネーションにいかがでしょうか?

トランジスタアレイの是非について・・・
この回路のようにLED1個だけでしたら、PIC直接でもドライブできます。
しかし、このあと拡張する予定があるので、あえて入れています。交差点になった時の回路を見ていただければわかると思います。
もちろん、LEDを電球に変えたり、LEDを増やしてあなたのお好みに合わせてもステキですよね。

これが完成した「工事現場用信号機」(おもちゃ)です

切り替え時には両方向赤に
なります
向こうからこちらへ来る分は
青になっています
灯火部分は「ひさし」を
つけて、それらしく見せます
ユニットの中身です
たったこれだけなのです

どうでしょうか。お休みの枕元に置いて、移り行く信号を楽しむイルミネーションとしても
楽しめそうな気がします。もちろん簡単なシーケンス回路ですから、ご自身で
設定時間などを変えて楽しんでください。

続編は気長にお待ちください
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